
シニア層のネット・スマホ利用事情

皆さんはwebデザインを考える時に、シニア層を意識したことはありますか?
そもそも、シニアの方がwebサイトを閲覧していること自体が想像しにくいですよね。
しかし、現代のシニア層のネットとスマホの利用は年々増えているんです!
下記参考サイトによると、2020年年9月1日時点でのネット利用率76%、スマホ利用率77%もあるんです。

もちろん、すべてのジャンルのサイトがシニア層に需要があるというわけではありませんが、
高齢化社会である現代、そしてさらに加速していく未来のことを考えると
webデザインもシニア層を意識せざるおえなくなってくることが分かります。
気をつける5つのポイント
①アルファベットやカタカナを多用しない
今どきのサイトでは、交通案内を「アクセス」「ACCESS」と表記していたりすることが多いですよね。
我々は見慣れていたり、意味が分かるので問題はありませんが、
シニア層の方にとってはそれが分かりづらい場合はあります。
②文章を長さ
長文が並んでいるサイトって見る気力が失せてしまいませんか?
また、必要な情報がどこにあるか分かりづらく、直帰率も高くなります。
必要最低限の情報を載せることで、分かりやすく、見やすいサイトになります。
③ボタンの押しやすさ
フラットなデザインのボタンだと、それをボタンだと認識しずらくなってしまいます。
例えばドロップシャドウなどを取り入れ、立体感のあるデザインにすることで、
「押せる」ことが分かるようにしましょう。
④フォントサイズ
小さい文字は誰しもが見にくいと感じてしまいます。
特に視力が低下しつつあるシニア層の方は、読むことに疲れてしまいますよね。
少なくとも、ベースのフォントサイズは16、18px以上に設定してあげましょう。
⑤色のコントラスト
背景と文字の色のコントラストは、文字を見やすくするために重要です。
例えば、両方にパステルカラーや彩度の低いグレーなどを使ってしまうと、
シニア層の方にはさらに見えにくく、認識しずらくなってしまいます。
「白と黒」のように、パッと見て何が書いてるかが認識できるような配色を心がけましょう。
詳しくはこちらの参考記事をご覧ください↓↓↓
「分かりやすい」「見やすい」を大切に
ここまで、「シニア層向けのwebデザインで気をつける点」としてご紹介してきましたが、
だからといって、他の層には該当しないというわけではありません。
そもそもwebサイトは全ての人に優しいものであるべきなのです。
これからのwebデザインは、より「分かりやすい」「見やすい」ものが求められていきますので、
webデザイナーはつねにユーザー目線を忘れずにいる必要があります。
まとめ
今回はシニア向けのwebデザインのコツをご紹介いたしました!
高齢社会の今、「ネットは若者が見るもの」という時代は終わり、
本当に万人が「分かりやすい」「見やすい」サイトであるかが問われるようになっています。
いきなりシニア層へも目を配るのは大変ですが、少しずつでも意識をしていくことが大切ですね!
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